ママは友近さんで。
傷ついた若い女性も、高校生のお母さんも、あるいは高校生だって来店できます。
いろんな角度から描かなければならない物語なのではないかと気づきました。
今年発売された益田ミリさんの描き下ろし漫画『スナック キズツキ』。
「傷ついた人ならどんな人でも店のドアを開けられるよう、ノンアルコールの店にしました。
そして、年齢も立場もさまざまな人がやってくる。
先日、小林聡美さんの『キウィおこぼれ留学記』を読んで寝たら、ニュージーランドに行く夢を見ました。
それぞれがみな傷ついて、傷つけて生きているという点では共通しています。
生まれた時代や環境によっては、どの登場人物も自分だったかもしれないと感じてもらえればいいなと思います」 そうやって登場人物たちがたどり着く「スナック キズツキ」は、ママがひとりでやっているお店。
だからこそ、まったく関係のない第三者に打ち明けられる場所を描きたかったんです。
コールセンターで働くナカタさんという女性が出てきます。
大久保佳代子さんよりコメントをいただきました。
心細い時にスナックキズツキ、おためしあれ(無料もあります) というわけで、心細くてヘトヘトなあなたに、 益田ミリ(ますだみり)さんの「 スナックキズツキ」、ぜひ読んでほしい1冊です。
『スナックキズツキ』 都会の路地裏にあるらしい、傷ついた者しかたどり着けない「スナック キズツキ」。
「悩み事を相談されるとアドバイスをしたくなりますが、自分に置き換えてみれば、ただ聞いてほしいだけということもあります。
スナックキズツキに来店する人たちも、つかの間そういう素の自分になってほしかったんです。
読書をしている間、心の中だけはのびのびと自由でいられて。
小さな傷を癒す絆創膏のような場所。