冨村 当時、私は広島地検の刑事部長 のちに豊田商事事件の主任検事として捜査、指揮 でしたが、ブラウン管を通じて「これは本当に現実なのか」と衝撃を受けました。
豊田商事の会長を務めていた、永田一男氏は高級車を何台も所持し、自家用ジェット機も購入するほど裕福な生活をしており、金の亡者であったと言われている。
豊田商事は、全国に約60ヶ所の営業所を展開し、事務所を豪華な内装、調度品で装い、金の延べ棒のフェイク品をガラスのショーケースの中にこれ見よがしに積み上げ、高級な雰囲気を醸し出すパンフレットなどの小道具も周到に用意する事で顧客を信用させていました。
なぜ豊田にしたかというと、永野が中学卒業後に最初に就職したのがトヨタ自動車グループである日本電装だったためで、当然ですがトヨタグループとの資本関係などは全くありません。
その後の損害賠償請求訴訟では、豊田商事の集めた2000億円の大半は社員の給料や永野の相場資金、政治献金に消えたとされ、被害者に戻った金額はわずかなものだった。
脚注 [ ] [] 2020年9月23日閲覧。
もし永野一男が生きていれば、法廷でいろいろなことを喋っていたはず。
映像ではさすがにカットされていたが、実際には外のマスコミに向けて、飯田と矢野は絶命して血塗れの永野会長の顔をカメラに向かって晒していたそうだ。
また1984年に新規で設立された「鹿島商事」という会社は、地金ではなくゴルフの会員権を商品とした「ペーパー商法」を行い、全国の約7000人を騙し、70億から90億円もの金を集めています。
ベルギーダイヤモンド名義で、1984年3月24日から1985年3月28日まで10回にわたり毎回300万円ずつ、計3000万円を浄土真宗親鸞会に寄付した。
そして、満足して「どんなもんだ」と言うような顔を報道陣に向けたのです。
また、永野が最後に持っていた所持金はわずか711円で、住んでいたのは庶民的なマンションで社員の方がいい家に住んでいたのだとか…。
実体の無い金 インゴット の契約や ゴルフ会員権などの投資契約を、 老人や主婦をターゲットに持ちかけていた。
これらはあまりに衝撃的な写真だっため、批判を集める事になりました。
そこへ、自称右翼の二人組の男が突然、現れたんです。
そして、もうひとりの共犯者で髭を生やしていた男が、矢野正計です。
しかし管財人となったの率いるチームによって、今まで豊田商事が浪費した金が回収される。
その他の事業会社 [ ] こうした詐欺的商法を行う会社の一方で、他の事業を行う会社も設立された。
創業者のが豊田商事元幹部。
7月8日、営業目的を貴金属の販売、有価証券の保有利用等と定め、本店を東京都中央区銀座に置き、名目上の代表者を道添憲男とし資本金5000万円で法人化。
4月22日、新たに「大阪豊田商事株式会社」を大阪市北区梅田に設立。