「同舟」は同じ舟に乗ること。
離婚寸前だった夫婦が、災害を前に「 呉越同舟」で乗り越えようとしている。
女子の場合は、グループ内に憎まれ役が一人いると「 呉越同舟」で結束力が高まる傾向がある。
意味の変遷. 范蠡は句践が夫差に敗れた際、夫差を油断、堕落させるため絶世の美女・西施を送り込みます。
卒然は、常山の蛇なり。
呉越同舟で、お互いに協力して乗り切ろう。
『敢問、兵可使如率然乎。
敵同士という状況に振り回されずに、状況に合わせてなすべきことを選択することは、現代でも生き延びることに必要な判断能力の一つでもあるのです。
このような使い方も今や普通になっています。
まさに、転覆間近の危機一髪。
呉越同舟は、表記するだけで「敵対している相手と、共闘せざるを得なくなった」事を表現できる言葉です。
当其同舟済、遇風、其相救也、如左右手。
さらにこんな使い方もあります。
夫呉人與越人相惡也。
・文化祭で彼と同じグループになってしまった。
古代中国の兵法書である「孫子」に記載がある文章です。
やがて句践は夫差に許され帰国するのですが、その後毎日動物の肝をなめその苦さを味わうことで呉への復讐心をかきたてます。
ある日呉と越の国境にある川の渡し船に呉人と越人が十数人乗り合わせました。
呉と越は仲が悪く 「呉越同舟」というと、「仲の悪い者同士が同じ場所にいること。
呉(浙江省・蘇州のあたり)と越(浙江省・紹興のあたり)といえば中国の南方で隣り合わせた国どうしですが、仲が悪くて有名です。
現在の蘇州周辺を支配した。