相手に遠慮しないで、言いにくいことも言うような率直な意見ということです。
「忌憚なく言うと」や「忌憚のない発言をする」という表現もできます。
謙譲語と丁寧語については、さらに分けて、5種類に分類する指針が文化庁から出されています。
やってはいけない使い方! 「忌憚のない意見を聞かせてください」とは、「どんな意見でも、遠慮せずに、活発に発言してください」という意味でした。
「厳しいご意見も、ご遠慮なく仰ってください」などとすれば「忌憚なく」と同じ意味で、敬語を使って伝えることができます。
com いかがでしたか? ビジネスシーンにおいて、「忌憚のない意見」を求められることも多いです。
「言いにくいことはあるでしょうが」という気遣いをしつつ、「どうぞご遠慮なく」と勧める丁寧な表現です。
憚は、『タン・はばか(り)・はばか(る)』という読みがあり、恐れ慎むことやかしこまること、気兼ねすることや遠慮すること、疲れることや病気になることを意味します。
ですから、遠慮などを意味する「忌憚」に、否定の「ない」「なく」などが加わることで、「遠慮なく」「気兼ねなく」といった意味になると考えられます。
「忌憚なく」の使い方 上記で考察した、「忌憚なく」の意味・ニュアンスをもとにして、続いては「忌憚なく」を会話や文章で使用する場合の使い方について、考えていきましょう。
特に、目上の立場の人に対しては、敬意を払って失礼がないように接することが大切です。
「忌」は「忌む(いむ)」「忌々しい(いまいましい)」などと使う漢字で、「避ける」意味です。
お役に立てれば幸いです。
「忌憚のない」は「遠慮のない」ということになります。
忌憚のない意見て? 改めて、「忌憚のない意見」の「忌憚」という漢字に着目すると、少し、難しそうなイメージがあります。
忌憚の「憚」という字を使った言葉としては、恐れてはばかることを意味する「畏憚」などがあります。
使い方と類語表現 忌憚という単語は使い方がやや特殊です。
「謙虚」を使った例文• 先生のご実家。
「忌憚ない」は「遠慮せずに」という意味に置き換えることができますが、目上の方に向かって「遠慮せずに」という表現は相応しくありません。
「今回の会議は、新商品をヒットさせるためのものです。
忌憚のない意見を述べてくれ。