はじめに | 死にたいけどトッポッキは食べたい | 光文社 「誰もが専門家」をビジョンに、自分が興味をもった専門家を招いて公開取材するイベントを開催している。
完璧に理解はできなくても、それでも握ったロープを離すまいとする心。
ネタバレ Posted by ブクログ 2021年05月20日 韓国文学の人気作品としてWebで紹介されており、気になって購入。
それはネガティブな意味合いで、「10年後の私が今の自分を見たら、何でそんなことに悩んでるんだろう」と思うだろうと。
今回読んだ本は、『』です。
この本は著者ペク・セヒの「気分変調症」という、ゆるやかな鬱のような、気分障害のような、対人恐怖症のような、強迫観念のような、平穏と不安定の境界線をいったりきたりする、そんな状態と、精神科医とのセラピーでのやりとりがメインで進む、対談でありエッセイである。
タイトルが秀逸で読んだ一冊。
子供の頃の夢も今は叶っています。
ご注意ください。
人というのは、まったく悲しくない生き方をしている(ように見える)人よりも悲しみをたたえている人のほうに惹かれるものだと何かの本で読んだ。
コロナ禍で、人と関わる機会が減っているいま、不安やとまどい、さびしさなど、どうにもできない気持ちに苦しめられてひとりで抱えこんでしまう。
世界にはいろんな人がいますから、この本に共感できない人も沢山いるでしょう。
筆者とカウンセラーの対話が中心で、さらっと読める。
あのころの私が今の私を見たら、やりたいことが見つかったこととか、社会人としてそこそこ仕事ができるようになったこととか、生きやすい考え方ができるようになったこととかに感動して、よく頑張ったねって言いたくなるだろう。
11月の連休に行ったからか、本当に天候が穏やかで、美しい秋の思い出として記憶に残っている。
ただ、何かしらの矛盾を抱えて日々生きている人、陰と陽のどちらにも振り切れられない人、白黒ではなくグレーを選んでしまう人にはぜひ一読してほしい。
というのも、この本には筆者が負の感情を吐き出すシーンがたくさん登場し、しかもそれは誰しも一度は抱いたことのある感情で、できれば直視したくないものだからです。
著者はペク・セヒさん。
どうせこの先もずっと生きづらいままなんだろうと感じていた。
この散文集のパートだけの2作目が出たら間違いなく買うかも。
ある程度当たり前かって思う部分もあるんですけどね。