そして山本被告は瑠美さんをいわば人質にして、瑠美さんの家族へ金銭を要求したのです。
2人はあるホストクラブに週1回のペースで通い、1度に20万~30万円程度遣うこともあったという。
テレビ西日本がこの問題を報じると、佐賀県警は「内部調査の結果、対応に問題はなかった」と主張を一変させたのだ。
瑠美さん自ら山本被告らの指示で、家族に金銭を要求していたこともあり、ある種のマインドコントロール下にあったとみられています」(地元紙記者) 山本被告らと瑠美さんの奇妙な関係は、2人が通った中洲の歓楽街でもたびたび目撃されている。
最後に進行役が「本部長に総括をしていただきます」。
…しかしこの時、遺族の戦いはまだ始まってすらいなかった。
当時36歳。
次々に明らかになる県警の主張を覆す内部資料や音声データ。
「主婦の高畑(こうはた)瑠美さんが無職の女らにつきまとわれ、金を無心されたうえ暴行を受け、死体遺棄された事件です。
ホテルから約230キロ離れた自宅からは、病死とみられる養子の大翔(ひろと)くん(当時9)の遺体も発見された。
岸颯被告(1審で懲役15年、控訴)の暴行を止められなかった』などと無罪を主張。
30万を返してって言われているから準備してほしい 母親に金を要求するための文言が、一言一句書いてある。
店に入るや否や、田中が『あんた知ってる!』と私の事を指差してきた。
鈴木知広警務部長が「必ずしも本部長が答えないというわけではない。
しかしその後に田中被告が殺人事件を起こしたため、田中被告が自分語りをしている部分だけを抜き出して、太宰府事件とは別物として実名、顔出しで公開したようだ」 太宰府事件を特集した番組「『すくえた命』太宰府 主婦暴行死事件」(テレビ西日本)内で、田中被告は「(結婚していた頃に)『お金がないなら、人から取ればいい』という山本被告に言われるがままに暴行して金をとった」などと、過去に山本被告と共謀して犯した暴行について語っている。
その背後に山本被告がいることに気が付いた家族は、佐賀県警鳥栖(とす)警察署にかけ込み「瑠美が洗脳されている」「山本被告を引き離してほしい」と何度も訴えた。
予想だにしなかった警察の対応 瑠美さんを仲間に取り込んだ山本被告は、田中政樹被告に暴力団員を名乗らせ、夫の裕さんに圧力をかけていく。
ストーカーを誘発か 佐賀南署員が被害女性の携帯で男に誤発信 Twitterより 佐賀県警 無能 とか言われててかわいそうなの。
でも(山本被告は)ヘラヘラ笑いながら「これ楽しいもんね~」とか言って「もう一枚取る? まだ(金を)払わん? じゃあもう一枚」って風なことを平気でやってましたね」 番組内では、半年にわたり3人を監禁するなどして数百万円を脅し取ったとして、当時、山本被告と田中被告が有罪判決を受けていることも明かされている。
当時、鳥栖警察署に対する一連の申し出の内容からは、被害者の女性にただちに危害が及ぶ可能性があるということは認められませんでしたけれども、結果としまして被害者の女性がお亡くなりになられたということは、大変重く受け止めておりまして、本件を今後の教訓として参りたいと考えているところでございます。
田中被告が事件を起こすおよそ4カ月前になります。
文春オンライン取材班が現地入りし、田中被告周辺を取材しているとある衝撃の事実が発覚した。
いい加減にしとけ、おりゃ 妻を取り込まれ、暴力団を名乗る男にも脅された裕さんは、警察に被害届を提出しようとした。
しかし福岡地裁での1審で山本被告は『(暴行を)私はしていない。