「~っ、ううっ……」 会えなくてもせめて手紙だけでも出来れば十分だと、そう思ったが、やはり手紙だけでは足りないようだ。
2021年07月05日 【コミックス】「転生しまして、現在は侍女でございます。
このサイトの閲覧はInternetExplorer、Google Chrome、Fire Fox、Safariの各ブラウザ最新版を推奨しています。
そんな中でも、僅かに変わった事をあげるとすれば、ジェイドが第一区より下の区画へ行く時には必ず猫の姿になることを言い含められたことだろうか。
不満そうなジェイドの表情が目に入ったが、構ってなどいられない。
「コタロウ、リン!」 『むっ、ただいま戻ったぞ、ルリ』 『ただいま~ルリ』 飛んできたリンを抱き止め、コタロウの側に行きその柔らかい毛を撫でる。
まだもう一枚お手紙が入ってるよう』 「えっ?」 はいっと差し出された、手紙というより小さなメモを渡された瑠璃は、恐る恐るメモの内容に目を向けた。
その上、どこから集まって来たのかいつも以上の精霊がやって来ていて、かなり広い部屋だというのに人数が多すぎてかなり狭く感じる。
3巻の発売日予想 「復讐を誓った白猫は竜王に膝の上で惰眠をむさぼる」3巻の発売日は、1巻が2018年4月だったことからも、早く見積もっても10ケ月後の 2019年12月くらいではないかと予想してみました。
竜王国に愛し子が現れた事は大変喜ばしいことだと大歓迎されましたが、同時にルリに何かあればすぐさま精霊たちが暴走するのは必至なので、もしも不快なことがあればすぐに竜王自身に言ってほしいと言われました。
その時、微かにジェイドからなにか暖かい気のようなものが瑠璃の中へと流れ込んで来るのが分かった。
【このレビューはネタバレを含みます】 現世で友達に沢山振り回され苦労してきた主人公が、転生先の異世界で大事にされ、番から愛されるストーリーです。
竜族は番への愛情が強いと聞いてはいたが、瑠璃の予想以上だった。
「はあ!?」 そのメモには………。
愛し子の主人公が異世界でこれからどう生きていくか悩み王宮 竜人の国 に向かうことを決断したのですが、沢山の精霊を連れて歩くのは目立つため、姿を猫に変える腕輪を使って王宮に向かう…という感じで物語が進んでいきます。
代わりには朝からずっとコタロウとリンが側に寄り添い、他の精霊達も瑠璃の側に居るのだと主張するように瑠璃に貼り付いたり、周囲にふわふわと浮かんでいる。
「普通は婚姻の儀の後、三日程寝所に籠もるんだが」 「三日………」 瑠璃は顔を引き攣らせた。
執務の合間の休憩の時は直ぐに終わるが、今のように時間を気にする必要がない寝る前の寝室では、飽きもせずいつまでもキスをし続ける。
皆一様に瑠璃を心配そうに見ている。
「ぶっ」 ぶつけた鼻を押さえながら起き上がろうとするが、瑠璃の顔の両側にはいつの間にかジェイドの腕が。
そんなある日、散歩のとちゅうで王宮の上から初めて王都を見下ろしたルリは、自分が元の世界に戻れなかった場合について考えながら歩いているとチェルシーの孫のヨシュアに声をかけられたのです。