更新情報• その者らは、バナザの水晶の数値を見ると一様に困惑し、ザワザワと小声で相談を始めていた。
そして、宴がようやく終わりそうになった頃 バナザは、最初に彼にあれこれ説明してくれた巫女を見つけ、声をかけた。
異世界で孤独なフリオは、リースやバリロッサたちとの出会いを経て、この世界で生きていく意思を固めます。
魔王とは茶飲み友達のような仲になっていくのですが、クライロード王と金髪勇者はとうとう大軍を率いてフリオに迫るという強硬手段に出ることに……。
急いでこちらへ移動してください」 呆然としながら周囲を見回していたバナザの手を、先ほどの巫女が引き、彼を魔法陣の上から移動させていく。
「勇者候補様は、こちらへお越しください」 何か、眼の前にいる巫女風の女性が言葉を発しているものの、今自分の身に何が起きているのか飲み込めないバナザは、それが自分に投げかけられている言葉だと理解出来ず、その場に立ち尽くしていた。
その在り方に疑問を持ちつつも「流れ」に逆らえない自分を悔いていたフリオ。
彼を巡る人間と魔族の攻防から目が離せない巻です。
しかしそれは、わざと彼を危険な場所に向かわせ、死へ追いやろうとするのものでした。
笑 タイトル通りLv2になった途端最強になるので特に敵もいなくまったり、いちゃいちゃしています。
そんな王都パルマの城下街の一角にある、ここスペード商会の荷物積込場において、彼、バナザは、今日も荷馬車に積み込まれていく荷物のチェックをしていた。
フリオは一貫してどちらの味方にもならない姿勢を貫きますが、あらためてこの世界での人間と魔族の間に立ちはだかる壁について知ることになります。
エリザベート第一王女 フリオを勇者失格として追放したクライロード魔法国ですが、正式に勇者として選んだ金髪の青年は能力も伸び悩み、なかなか活躍できず……たびたびトラブルの原因となる 金髪勇者ですが、どこか憎めない一面もあります。
クライロード魔法国と金髪勇者は、フリオの正体がかつて追放された勇者候補とは知らず、力を貸すように要請。
王都パルマ 剣と魔法、人種や亜人種、そして魔族や怪物達が存在する、地球とは平行世界にあたる、いわゆるファンタジー世界の首都である。
2019年から本作を連載しています。
一方、フリオの魔法で一命を取り留めたリースは、夫が自分のために魔人を痛めつけている姿を見てはじめこそ喜んだものの、本来の彼の優しさが失われてしまうことに心を痛め、止めに入ります。
その水晶には Lv・・・ 1 力・・・999 守・・・999 早・・・999 魔・・・999 HP・・・999 という数字が並んでいる。