そのため、自覚症状のない段階から体液の調節を行っておく必要があります。
トイレの話になったので、少しだけ付け加えておくと、夏場は特に、トイレに行ったときにおしっこの色を見てくださいね。
ここからは少し難しい水分補給の科学について紹介します。
水分と塩分補給になりますし。
また、がぶ飲みするのではなく、 ゆっくり少量ずつ飲むのが正しい飲み方です。
耳慣れない方もいらっしゃると思いますが、 経口補水液は、厚生労働省が脱水症、熱中症対策として掲げているアイテムです。
基本は栄養バランスのよい食事を摂り、時間があるときに少しずつ水を飲むことが原則です。
自家製の経口補水液はその日のうちに飲みきってください。
下痢や嘔吐が激しい時は医師の診察で相談してからのほうがいい。
夏の深酒は控えた方が良いです。
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アイソトニック飲料の代表選手は、ポカリスエットやアクエリアスなど。
素敵な夏が過ごせますように。
【経口補水液の飲み方】 経口補水液は健康な時に飲むものではなく、 熱中症や嘔吐・下痢・発熱などの症状で脱水症状に陥った時に飲みます。
そのため小腸では、栄養と一緒に水分を吸収できる、ということに過ぎません。
また、 一気に飲むと多量の糖分を摂取することになり、血糖値が上がることから、さらに喉が渇いてしまうという悪循環に陥ることも。
濃度を著しく変える程は入れない方がいいですが、適量を入れるとカリウムの補給になったりもします。
アルコールは脱水を加速させます。
何が違うのか同じメーカーで比較しました。
身体に占める水分量は年齢によって変わります。
汗をかくと血液の濃度が濃くなるため、濃度の薄いもの(しかし単純な「水」ではなくミネラルや糖分を含むもの)を摂取して、濃度調整をはかろうとするわけです。
ちなみに私たちが必要としている1日の塩分量は、 【厚生労働省の1日あたりの塩分摂取量の目標値】 男性:8g 女性:7g 【高血圧学会の1日あたりの塩分摂取量の推奨値】 6g未満 【WHO世界保険機関の1日の塩分量の目標値】 5g未満 このようになっています。
これが、日常生活での一般的な注意です。
参考文献 谷口英喜:「経口補水療法ハンドブック[改訂版]」. 麦茶は、汗によって失われるナトリウムやカリウムといったミネラル類を含んでいます。