あたし中卒やからね仕事を もらわれへんのやと書いた 女の子の手紙の 文字はとがりながらふるえている 無情でつめたく、理不尽で辛い、そんな世の中が描かれている。
ただし、それがリスペクト、あるいはトリビュートというムーブメントとなって現れるのは、相当後になってからのことである。
「コンテスト荒らし」の異名まで取っています。
一昔前ネットが無かった頃、若いゆえの辛さや悩み、吐露といったものの受け皿は深夜のラジオでした。
わたし だって 高校 行き たか った。
自分のライブでもほぼ必ずといっていいほどカバーするこの曲にさえ、いつまでも畏怖の念を抱きつづける彼に対して、私は誠実な人柄を想像せずにはいられません。
自分なりのアレンジは最小限に抑え、 オリジナルの「ファイト」をできるだけ正確に表現しようとする歌い方には感銘を受けます。
しかしこれだけ強いメッセージを持った佳曲なら、いずれは世に出てくるもので1994年に保険のCMに使用されたことをきっかけにシングルカット。
竹原ピストルの曲も同様に素敵なものが多いです。
暗い水に打たれボロボロになりながら川を登る魚。
『空と君のあいだに』が後押し 1994年、住友生命CMのタイアップをきっかけに、 『ファイト!』は最初のリリースから11年後にして、シングルカットされ、この年に発売された 『空と君のあいだに』にのっかる形で両A面シングルとして発売された。
中島みゆき《ファイト!》の続きの続き さて、その続きの続きからサビまで見ていきましょう。
「頑張って」「応援してるから」という言葉 人は「相手へ結果を残して欲しいから、本当に頑張ってほしいから」頑張れや応援してるのような言葉を相手に贈る。
周囲に逆らうのも怖くて、闘う前から諦めてはいなかっただろうか。
いずれにせよ、彼女は理不尽な世の中を諦めず、最後まで踠きながら戦おうとしています。
わたし くや しか った。
ああ小魚たちの群れきらきらと海の中の国境を越えてゆく 諦めという名の鎖を身をよじってほどいていく この小魚の群れはいったいどこから来たのでしょうか?この小魚はボロボロになりながら暗い水に打たれ川を上った魚たちの子どもなのです。
しかし、本当の敵は世の中ではない。
くやしく て くやしく て泣き たか った。
だから、聴く人の方で解釈に間違いがない限り両者に違いはありません。
アルバム「予感」の最後を締めくくる、強いメッセージ性 元々「ファイト!」は『中島みゆきのオールナイトニッポン』に届いた一通のハガキに書かれたエピソードに触発されて書かれたといわれている。