満月の夜の切なすぎるラストに、心打たれる感動作! 【著者紹介】 冬野夜空 : 10代から執筆活動を続け、大学在学中の2019年、『満月の夜に君を見つける』にてデビュー。
絵を前に静かに微笑む姿に、僕は次第に惹かれていく。
そして、本宮と出会い彼との他愛もない日常に喜びを感じ、幸せというものの形を彼女の人生において、はじめて認識します。
満月の夜の切なすぎるラストに心打たれる感動作! 感想 今回の作品、個人的にメチャ好きです! 主人公の少年・本宮と、そのお相手の月(ゆえ)との仲がよくなっていくペースが、ちょうどいい感じのペース。
そこへ不思議な雰囲気を纏った美少女・水無瀬月(みなぜゆえ)が現れる。
長命でつらい人生は絶対にいやですが(笑) いずれにしても、僕は他人よりまず自分の幸せを優先する方がいいと考えてます。
僕も考えてみました。
『あの夏、夢の終わりで恋をした。
彼女の幸せ=本宮と過ごす時間 その彼女の運命の事実を知った本宮も彼女の幸せと命の長さとのジレンマに苦悩します。
しかし彼女の視界からはすべての色が失われ、さらに「幸せになればなるほど死に近づく」という運命を背負っていた。
』(イラスト: ajimita、スターツ出版文庫〈スターツ出版〉) 脚注 [ ] [] 2021年4月20日閲覧。
そして、リアルなかなと思っていると、途中からファンタジックな展開に なっていくため、この物語の独特な世界観に魅了されていきます。
物語の中でも 「無遠慮の四つ葉さがし」という言葉で出てきますが、その意味は 「幸せをよぶ四つ葉のクローバーを探してるとき、の赤ちゃんが踏まれて 傷ついて、それが四つ葉に成長すること」つまりは 「遠慮せずにしたいように した方が、良い方に転ぶことがある」ってことです。
家族を失い、人と関わらず生きる高1の僕は、モノクロの絵ばかりを描く日々。
外部リンク [ ]• 彼女が色を失ったまま、ただ生き長らえるのが幸せなのか……と 「長命で平凡な人生」と 「短命で幸福な人生」、どちらを選ぶか究極の選択ですよね。
満月の夜の切なすぎるラストに、心打たれる感動作!【商品解説】. う~ん、そりゃモチロン「長命で幸福な人生」ですけどね(笑) どちらか決めろと言われれば、「長命で平凡な人生」かな~ だって幸福であるほど、その幸せを手放す辛さが増すからというのもありますが、 平凡って僕は意外と好きなんですよね。
10代の心を捉える圧倒的リアリティと、どこかファンタジックな世界観を併せ持つ物語を綴る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです). 『満月の夜に君を見つける』(イラスト: 中村至宏、〈〉)• お互い照れながら徐々に信頼を深めていくので、読んでるほうもすごく引き込まれていくのです。
『一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。
作品リスト [ ]• あらすじ 「私、あなたの絵が好き……」 透明な彼女に、僕は永遠の恋をする。
家族を失い、人と関わらず生きる高1の僕は、モノクロの絵ばかりを描く日々。
ネタバレになりますが、月(ゆえ)は「幸せになってそのまま消えてしまいたい」 と願います。
自己中心性の利他ってやつです。
(他人の迷惑にならなければですが) なぜなら、自分が幸せになれば結果として、それが他人の幸せに繋がると思うから です。
このお話の大きなテーマは 「幸せとはどういうものか」。