卵巣の中にある、髪の毛の元になる細胞や歯になるはずの細胞が増えたせいで、塊になったものが成熟奇形腫なんです。
また、奇形腫は大人でも発症することがあります。
卵巣奇形腫を合併する場合には、発症早期に卵巣奇形腫に対する手術を行うことで回復が早く見込めるのではないかと言われています。
10代や20代の若い女性に多いのが特徴ですね。
奇形腫の症状とは 奇形腫の症状として以下のことがあげられます 腰痛や腹痛 奇形腫が進行し、腫瘍そのものが大きくなると、周辺を圧迫するようになります。
卵巣奇形腫の疑いがある場合は、まず超音波検査や腹部CT・腫瘍マーカー血液検査などで腫瘍のサイズ・状態を調べ、患者さんの希望も含めて治療方針を考えていきます。
実は卵巣腫瘍は女性なら誰でも可能性のある病気。
触ってみるとしこりのようなものがあったが、特に痛みなどはなく、太っただけだと思い、祖父母に話さずにいた。
若年の女性では、正常の卵巣をなるべく残すということは将来の 妊娠する力 妊孕能 に影響しますが、一方で小さな奇形腫が残ってしまうと脳炎症状が改善しない可能性 もあります。
ただし、卵巣嚢腫の確定診断を得るためには、手術による摘出検体を詳しく検査する必要がありますので、手術をせずに行う診断にはどうしても限界があることは知っておいて下さい。
一般的に、腫瘍の大きさが5~6cmを超えると茎捻転のリスクが高まるとされています。
卵巣腫瘍が発生する確率は、女性の全生涯でみると5~7%程度とされ、どの年代でも発生する可能性があります。
卵巣「嚢腫」と表現される場合、「嚢」とは「袋状」という意味であるため、腫瘍(細胞の増殖を伴うもの)と類腫瘍性病変(細胞の増殖がないため腫瘍ではなく、単に水分や血液などの液体が溜まっているだけのもの)の両方を含みます。
「腫瘍は全てきれいに取り除けました」 「あとは取り除いた腫瘍を検査に回しますが、まぁ大丈夫でしょう」 そう言いながら、取り除いた腫瘍を見せてくれました。
後日、MRIを撮って検査結果を先生に見せると、「やはり卵巣奇形腫の可能性が高い」と言われ、手術のできる日大病院へ行くよう言われました(日大病院になった理由は、そこの先生が日大医学部出身だったため)。
それを「NMDA受容体脳炎」と呼ばれる特殊な 脳の炎症を合併することもあると言われています。
激しい痛みや吐き気、出血を伴い、ひどい場合にはショックで意識不明に陥ることも。
で、たまる液体の種類によって皮様嚢腫、偽ムチン嚢腫、しょう液性嚢腫の3種類に分けられます。