社長の秀一さん(57)は「焼きたての甘栗を食べられるところは全国でも少ない。
牧之原市からの客:「小さいときに食べ慣れた味で、もう食べられないと思うと、最後に食べておきたいと思って来ました。
この1年、東海道新幹線の利用者が前年より7割少ない状況が続く中、駅の利用者そのものが減る中で閉店を決断。
本当にお疲れ様でした」 谷岡さん:「遠慮なくいただきます。
ありがとう。
静岡駅の定番土産! 艶光る老舗の焼きたて甘栗! 静岡駅改札前のキヨスクと、南口の2ヶ所で50年以上駅内販売を続ける天津甘栗専門店!店舗ではなく、たたき売りの形で袋詰めの甘栗を販売しています。
それが42年間続いた日常でした。
田丸屋本店 望月啓行社長:「本当に長い間、谷岡さんとは仲良くさせていただいて、ずっと一緒に商売もしている仲なので、お辞めになるのは本当に残念。
ご利用になる当日もしくは前日に届くように配達日をご指定ください。
思い出はあるけど、そういうのが無くなって寂しい」 最後の甘栗は、母と娘、親子3代そろって昔話をしながら食べたそうです。
ご注文の際は「 info i-amaguri. 和菓子に使う日本の和栗、モンブランなど西洋菓子に使う西洋栗、天津甘栗に使う中国栗で、絶対的に違うのは天津甘栗は外側の固い鬼皮をむけばほっこりとした実が出てきますが、日本の栗は鬼皮をむいても実に渋皮が付いてきますよね。
記念に取っておきます。
それが42年間続いた日常でした。
150gくらい? おまけと本袋から少し取り出して、レンジでチン!焼きたての栗の香りが広がります。
それらを独自の方法でていねいに選別し、当日販売する分を各店で焼きあげます。
1979年からは静岡駅で、こだわりの焼きたて「天津甘栗」を販売してきました。
目立つ赤看板で『谷岡の甘栗』激しい呼びかけはありませんが、どうにも気になってしまいます。
売り上げは、コロナ前と比べて半分から3分の1に下がってしまって、『もう閉店するしかないかな』と思って…」 来月15日での廃業を決断。