旭化成は材料メーカーなものですから、電池の事業を考えたら、どうしても素人なものですから、お互い、社内で議論しても答えが出てこないわけですよ。
過去の失敗を教訓にね。
私のリチウムイオン電池での経験を一つご紹介しましょう。
負極にリチウム金属を用いて構成する種々の二次電池はその当時すでに研究されていたが,安全性に問題があった。
大学・大学院時代に得たこういう原体験は卒業してからもずっと持続するようで,両研究室の出身者には学界,産業界,あるいはそれ以外の領域に身を置いていてもそういうスピリット,言い換えれば「アク」の強さを持ち続けている人が多いような気がする。
研究者としては、今後は再生可能エネルギーと組み合わせることで、新たな発電システムを使っていかなければならない」と今後の展望を語りました。
完全に目標に向かって進める役に立つ研究と、大学の先生が好奇心、真理の探究に向かって進める基礎研究の両輪が必要だ。
従来の価値観に基づいた大量生産・大量消費型の製品・サービスは、やがて消費者から見向きもされなくなるでしょう。
産総研は、産業活動や消費活動によって排出される廃棄物をなくす「ゼロエミッション」につながる数多くの研究を行ってきました。
少なくとも自分では自信を持っているつもりでやっていかないと、なかなか「死の谷」は乗り越えられない。
今もなお研究者としての好奇心と情熱を絶やさない吉野氏の洞察と思考にご期待ください。
これから光合成の研究を重ねると、いろいろ新しいことがわかってくるでしょう。
だけど、両方動いている中で穴を通せという、それはまさに100万分の1ぐらいの確率ですよと。
もちろん吉野さんが 個人で S DGsに取り組んで いらっしゃるのか? もしくは 所属する組織において SDGsに 取り組んでいらっしゃるのか? どのような経緯で SDGsのピンバッチを 身に付けられているのかは 私としても存じ上げません。
「リチウムイオン電池」が、環境問題を解決する新しい未来の社会ができる可能性を切り開いたから。
武田:そして「死の谷」を乗り越えて、ようやく製品化にこぎつけるわけですけれども。
過去はITですよね。
まずはこれらの研究を本センターに集約し、相乗的に研究成果に結び付けていきたいと思います。