殿中 で ござる - 「殿中でござるぞ！」という言葉は、刃傷沙汰が起こったときだけに使われた言葉な...

だいたい30年間隔で重大な傷害事件が起きているのは、その為なんでしょう。

浅野内匠頭が「前々の格式」にこだわりすぎたとすれば、物価上昇ゆえ、現実にそぐわないものになっていたであろうし、 風説にあるように吉良に「付届け」が必要だったとすれば、その額も物価上昇ゆえに少なすぎるものになっていたであろう。

これに対する浅野の回答は、一言の申し開きもないとしたうえで、 恨みを受ける覚えはなく、内匠頭は乱心したと思う。

いかようにお咎めに仰せ付けられようともご返答できる筋はない」と答え、吉良は「拙者にはなんの恨みを受ける覚えもなく、浅野の乱心と見える」と述べた。

一方八木哲浩は寺坂が自分の考えで姿を消したのだろうとして 逃亡説を支持している。

第一に、仮に内蔵助や忠左衛門が寺坂をかばうためにあえて嘘をついているにしても、私信にまで「欠落」したと書く必要はないはずである。

元禄14年（1701）、江戸城松之廊下で発生した浅野内匠頭による吉良上野介への刃傷の際に、居合わせ、内匠頭を押さえつけた人物。

これらの実務作業のほか、必要とされる書類については、元禄7年（1694年）のの転封の際に浅野内匠頭が受け取りを担当、大石以下赤穂藩士もこれに関わっていたため、書類作成もスムーズに進んだ。

これにより、現場では多少の混乱・情報の錯綜があったことが窺い知れる。

幕末の旗本は自分の手記に「梶川半左衛門は、予が弓術の友なり。

御承知とあらば切られよう。

小さ刀は上野介の烏帽子の金具にも当たり大きな音をたてた。

本当に不意のことだったので自分も前後の思慮にまで及ばなかったのである。

障壁画に「松」が描かれていたことから「松の大廊下」と呼ばれていたという。

よって他の者と違い、討ち入り後は忠左衛門の意思を重んじて退去し、忠左衛門の家族に活躍を物語ったとするもの。

これを不服としたのが家臣・大石内蔵助〈おおいしくらのすけ〉ら赤穂藩の武士たち。