「納める」には、「終わり」や「死者の埋葬」という意味もあり、葬儀に使われる言葉だとされているからです。
・〇〇をお送りさせていただきましたので、ご笑納ください。
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神社で買うことができるお札やお守りは、「神様からの授かりもの」であると考えられています。
贈り物など 「手紙」の項目や「食べ物」の項目でも触れましたが、誰かに何かを送るときには、「お納めください」ということができます。
他にも、「ありがとうございます」「受領いたしました」や「受け取りました」「確認しました」というような、「受け取った事実」や「受け取りたい気持ち、感謝」を表す返事なら適切です。
今の時代、ビジネスシーンではデータのやりとり、資料の送付などがあって当たり前なので「お納めください」よりも「ご査収ください」のほうがよく使用されています。
ただ、取引先にお土産を渡すときに「ご査収ください」と伝えたり、ビジネス文書を送信したりするときに「お納めください」と記載したりなど、意味を混同する人も多くいます。
「お収めください」は「どうぞこの景色をカメラにお収めください」のように使いますが、お金に対しては使いません。
そこに「お〜ください」と付け加えることで、尊敬語を示す敬語としての使い方が可能。
今日は先輩の昇進祝いですから、飲み代は私が出しますよ。
よろしければ、お納めください」 NG「先月のご請求分です。
実際にどんなシーンでそれぞれ使用されるか、そのニュアンスについて見てみます。
もう少し丁寧に解説すると、「納める」というのは「受け取り、しまう」というニュアンスがありますので、「(大事なものですので)どうぞ受け取って、しまってください」「しっかり受け取ってください」というようなニュアンスとなります。
文法的には「納めて」という命令語に、尊敬を表す接頭語「お」と丁寧語を作る接尾語「ください」をつけている敬語表現です。
送付状・メール時の「お納めください」「ご査収ください」の使い方 「お納めください」と似た意味を持つ言い回しとして「ご査収ください」があります。
神仏や王様にはっきりと見せることを前提にしており、最高のものをご覧いただくという堂々とした誇らしさが込められた言葉です。
「片付け」や「記録」というニュアンスが強い言葉です。
「お納めください」は贈り物をするときに使う 「お納めください」は、主にお土産・お中元・お歳暮・手土産・記念品など、何かものを渡すときに使います。
また、「ご台覧(たいらん)」は皇族に対して用いられる言葉です。
相手への敬意が強く示されている表現といえるもので、目上の方やお客様などに対して失礼のない表現として使うことができます。
ただし、食べ物の場合には、「お納め下さい」よりも「ご笑味ください(ごしょうみください)」の方がよく使われます。
ビジネスにおける「お納めください」の使い方と例文 ビジネスシーンでよく使われる「お納めください」の例文を見ながら、どのような場合に使うといいのか確認しましょう。
ビジネスシーンでよく使用される「お納めください」。