「昨年末から本家の許可を待たずに直系組長の引退、解散が続いとったが、大澤舎弟は若中の大瀧一門・徳誠会会長に跡目を託しとったから、円満引退いうことやな」 ベテラン記者 大澤舎弟にとっては、人生で二度目の引退である。
それは同時に、國領屋一家との間に火種が生まれる結果ともなり、翌年の8月、茨城県石岡市にある山川組本部に襲撃が発生。
この対照的な構図が、今後の六代目山口組分裂問題に影響を及ぼす可能性は高いといえるのではないだろうか。
神戸山口組直参でもある同会の柴崎勝若頭も引退した。
カテゴリ:• 一和会理事長に就いていたが、四代目山口組との抗争に敗れ、1988年に渡世から引退していた。
その直系組織は関東に本拠を置いており、野内組の関東への進撃が強まっている印象だ。
タグ :• 「警戒区域外で集まっているとはいえ、身動きが取れない状況に変わりはない。
今年1月に特定抗争指定暴力団に指定されてから、 六代目山口組と 神戸山口組の対立は膠着状態に入ったかのように、両組織による派手な衝突は起きていない。
これを受け、神戸山口組側は地裁が判断する前の同月25日、淡路市内にあった本部事務所を閉鎖した。
ただ大澤総裁が率いていた徳誠会は、ナンバー2である会長も神戸山口組の直参を務めており、組織もそのまま継続されている。
「高橋元会長自身の引退や率いた組織の解散は、独断で突然行ったものではなく、京都府警に出向く前には、神戸山口組の上層部にその意向を伝えにいったといわれている。
どちらにしても、中田組長が除籍されたことで、これまで神戸山口組の中枢を担っていた五代目山健組は、神戸山口組とは無関係になったことが明白になったといえるだろう。
先日、当サイトでも書いたが、ゴールデンウィークが明けると、京都に本拠地を置いていた神戸山口組の幹部だった雄成会の高橋久雄会長(当時)が突如、京都府警を訪れて、自身の引退と雄成会の解散を届け出たのである【参考】。
もはや内部崩壊寸前です」(全国紙社会部担当記者) 脱退の原因は、「カネ」に尽きるという。
今に始まったことではありませんが、こうした、組長にはまったく関係ない下部組織の組員の容疑に対しても、当局はトップにまで家宅捜索などをかけるケースがあります。
カテゴリ:• タグ :• 「解散した神戸山口組系組織の組員の処遇や、山口組新報(山口組機関紙)の流出の厳禁などについて、ブロックごとに通達が出され、執行部の意向を周知させている。
著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。
2020年02月06日、新たに六代目山口組系組員と、先に逮捕され公判中の神戸山口組系組員の計2人が、詐欺などの疑いで逮捕された。
六代目側で毎月65万円とされる上納金が神戸側では10万円まで減額されていると言われ、一部の幹部に対しては1000万円単位の支度金まで用意されるケースもあるとされる。
こうした状況下で、神戸山口組の発足メンバーである髙橋幹部が現役を退いたことは、神戸山口組の団結にも関わりかねないとさえ囁かれたのだ。
カテゴリ:• 三代目山口組 田岡一雄組長 時代からの直系組織、中西組の最高幹部を務めた山川賢一初代と、昭和45年ごろに縁を持ち、大澤舎弟は山川組の舎弟頭などを歴任。
「最大の魅力は、行くと決めた道は必ず行くという、決して揺るがない姿勢だろう。
この数から、現在でも神戸山口組を研究する会と神戸山口組の関係は根強い人気を持っていると言える。
カテゴリ:• その組から権太会に登録させた組員数は最低限に抑えたという話だが、関係者まで含めれば相当な勢力拡大と見て間違いないのではないか」(関東在住の関係者) 権太会が、六代目山口組の四次団体という立ち位置ながら、関西を拠点に関東にまで勢力を拡大し続けている要因とは、いったいなんなのか。