23 雪乃「今度、私のマンションで勉強しましょうか」 八幡「えっ?雪ノ下のか?」 雪乃「数学を教えるわ」 八幡「お、おう…それはありがたいけど…」 雪乃「どうかしたの?」 八幡「いや、なんでも…」 雪乃「? 」 由比ヶ浜「ん?いじわるって何が?」きょとーん 雪ノ下「いえ、何でもないわ。
俺といると安らぐとか、普段聞いた事ねえよ」 雪ノ下「言う必要はないでしょ?」 八幡「何も言わなくても通じてるから、か?」 雪ノ下「ええ」 八幡「なら、俺も言う必要はないだろ」 雪ノ下「……」 八幡「……」 雪ノ下「ねえ、比企谷君」 八幡「なあ、雪ノ下」 八幡「……お前から言えよ」 雪ノ下「たぶん、あなたが言おうとしてた事と同じだと思うのだけど……」 雪ノ下「その……定期的に行っている私達のこのゲーム。
73 葉山「……君はどうしたいんだ、比企谷君」 八幡「ああ?外野は黙ってろよ」 雪ノ下「今は黙っててくれるかしら葉山君」 葉山「俺は詳しくは知らない。
俺は知らないけど雪ノ下さんが知っている人、特にヒキタニ君と絡みのある人には重点的に聞きたいからね」 雪ノ下「そう。
28 ID:hLU5NYUb0 雪ノ下「ッ……!?姉さんがいるの?」 八幡「さぁな、だがこの声明を聞いたならあの陽乃さんは黙ってないだろ」 雪ノ下「まさか……あなた最初から私を狙って?」 八幡「いや、それは偶然。
いつも任せてしまって、その…ごめんなさい」はぁ… 由比ヶ浜「うーうん!これくらい全然大丈夫だよ!ていうかあたしこそ毎回勉強教えてもらってるんだし、これくらいさせてよっ! 明後日はどうだ?」 雪ノ下「明後日なら大丈夫よ。
どうやったら伝わるのか、分からなくて」 雪ノ下「もういいわ」 由比ヶ浜「ゆきのん……」 雪ノ下「なんとなく、伝わる分には伝わったから」 由比ヶ浜「ゆきのん!」 雪ノ下「ちょっと、抱きつかないでちょうだい。
あなた坊主姿全然に合わないわね………」 八幡「笑ってんじゃねぇよ」 八幡「で、なんか用か」 雪ノ下「あれだけ大口叩いて結局葉山くんと姉さんに追い詰められて捕まった哀れ谷くんを笑ってあげようと思ってね」 八幡「面会は以上のようです」 雪ノ下「あぁ、冗談よ冗談!」 八幡「だったらなんだ!この姿あんま人に見られたくないんだよ!」 雪ノ下「それは、その……」 雪ノ下「心配で」 八幡「……………槍でも降るのか?」 雪ノ下「勘違いしないで欲しいのだけれど、あなたは一応私の数少ない知人の1人であって、その人が波乱万丈な人生を送ったあげく牢獄に入れられたとあっては嫌でも心配になるのが普通でしょう。
それで、先程のが比企谷君のファーストキスであってるのかしら?」 八幡「……そうだよ」 雪ノ下「良かった」 雪ノ下「ねぇ、私もさっきのがファーストキスなのよ?」 八幡「あぁ、だろうな。
怒ってくれる人がいる。
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あなた、随分と手慣れてないかしら? 一体私は何人目なのかしらね?」 八幡「ちげーよ。
Youtube動画でも見れます。
何を考えていたのかしら」 八幡「別に、何でもない。
君は君だろ、雪ノ下雪乃だろ」 八幡「……」 葉山「無理してあの人を目指す必要なんてないじゃないか、君と陽乃さんは違うんだから」 八幡 …… 陽乃 比企谷君、面白い展開になってきたね。
本当に。
俺から見ればね」 八幡「銀行員なんていう安定した職につけてるお前らにはわからないさ」 八幡「わかりたくもない。
雪乃」 雪乃「私もよ」 そう言って微笑む雪乃はとても可愛く、俺はその唇に口付ける。