九 成宮 醴泉 銘 - 第三回下「楷書の名品 九成宮醴泉銘を習う」その２ ｜ 古碑帖の正確な見方
九成宮醴泉銘とは
九成宮醴泉銘とは
九成宮醴泉銘 欧陽詢
欧陽詢
鑿井而飲，耕田而食。
蓱旨醴甘，冰凝鏡澈。
清のによると、全34行、各行33字で、欠文も含めると、1089字になるという。
歴史の中で これぞ！というもの。
やはり九成宮醴泉銘の作例です。
貞観5年（631年）、邕禅師入寂ののち、長安の南山のにある信行禅師霊塔の左に建立されたもので、標題には「化度寺故僧邕禅師舎利塔銘」とあり、碑文は唐のの撰である。
楷書が完成されたまさにその時期に，天才歐陽詢によって書かれたのが九成宮醴泉銘であり，その意味で九成宮醴泉銘は楷書の生成過程のピークを示す記念碑なのです。
明代：「此帖如深山至人，瘦硬清寒，而神氣充腴，能令王者屈膝，非他刻可方駕也。
」《鶡冠子》曰：「聖人之德，上及太清，下及太寧，中及萬靈，則醴泉出。
名付けて九成宮醴泉銘，つまり九成宮という離宮に湧き出た，あまざけのように美味しい泉を記念する碑です。
石井清和編• 書契未紀，開闢不臣。
頭部が大きく力強く、脚部はあまり太くありません。
信安體之佳所，誠養神之勝地。
匪唯乹象之精，盖亦坤靈之寳。
太さは、右に行くほどやや太めです。
それでも見ながら書くだけですから、歐陽詢はもっと大変だったはず。
めちゃくちゃ綺麗な字じゃないか。
勅命により臣下であった魏徴が撰文、歐陽詢が書きました。
背が低く，容貌が醜かったと伝えられていますが，当時書において彼の右に出る者はいませんでした。
次の手本は九成宮醴泉銘の中から連続した六字の部分を選び、拡大して半紙六字書きの形式に配列したものです。
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