まず海岸近くに近SAMを前進させ射撃陣地を作る。
尚、ナイキの発射機は地上据え置き型であるが、分解して移動が可能であり、また、レーダーや統制装置も、トレーラーによる移動が可能で、ペトリオットほどの機動性は持たないまでも、基地に束縛されないシステムではある。
日本国内には射場が無いため、実弾の発射訓練とテストは、アメリカ・ニューメキシコ州のマックグレゴアー射場で行われる。
奥の丘の上に停車しているのが射撃用レーダー装置。
射程は非公開だが、原型の「03式中SAM」の推定60 kmを大幅に上回るとされている。
北米ニューメキシコ州マクレガーにある米軍の対空射場で実弾射撃訓練を行う「派米訓練」のようす。
すなわち、アメリカ軍においては、陸上の本土防空組織は陸軍の担当なのである。
すると、陣地から数キロ先の正面海上、高度数百メートルの空中に2つの小さな輝点が現れた。
より防衛庁の部内において、ホーク後継ミサイルの検討が開始されている。
システム一式=1個高射特科群=4個高射中隊で編制され、師団や重要地域の防空に使われている。
この一端を担うのが「03式中SAM改」の完成と配備である。
第347高射中隊• 価格は1個中隊分で167億円(2012年度予算)なので、システム一式で668億円となる。
配備先は沖縄、陸自の第15旅団第15高射特科連隊(南城市の知念分屯地)だ。
近SAMは、93年の配備開始から現在までに約110セットを調達、全国の陸上自衛隊師団・旅団の高射特科大隊や高射特科隊に配備されている。
陸上自衛隊のもつ地対空誘導弾ホークが低空用であるのと異なり、高空用誘導弾である。
さらにこの保護費を求めて、少なくない数の人々が海峡を渡って我国に合法的あるいは非合法に入国し続けている。
- (2006年6月12日アーカイブ分). 我が国が配備を進めている弾道ミサイルなどを対象にした対空ミサイルは大別すると3種あり、目的別に陸海空3自衛隊が担当している。
加えて一個射撃班の人員も善の名から20名へ大幅に省化された。