女は黙っていろと言わんばかりの言動を投げられた女性は多いはずです。
「わきまえている」という言葉の裏にあるのは、男性優位主義を丸出しにしたマウントだ。
逆説的ですが、女は困るよなという本音が、女性たちの怒りを呼ぶだけでなく、スポーツ界の「昭和の男的世界」を変えなくちゃという動きを加速させることができるからです。
日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会での「女性を会議に入れると会話が長くなる」という趣旨の発言が、オリンピックの男女平等の精神から大きく外れるという批判です。
しかし、森会長の発言全文を読めばわかるが、これは他人の言葉であり、最後の段落を見れば森会長の思想とは反する発言であることが分かる。
例えば女性議員が少ない今の状況や、女性が家事をやるべきだという考えはが働いている状況であり、発言であることは間違いない。
に屈するアスリートや五輪スポンサーも大いに問題があると思う。
山下さんも出てこられたんで、あなたが私を出迎えにエレベーターへ来られると、全理事にしなきゃいけませんよ、と。
山下さんが、私に最初にあいさつしろと。
ですからお話もきちんとした的を射て、(中略)非常にわれわれに役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです」 つまり、男性理事は場所をわきまえているから発言が短いが、女性理事についてだけ「発言の時間をある程度規制」といった明らかな「性差別」から、「女性は(男性より)競争意識が強い」といった、およそ科学的根拠のない虚妄まで、女性蔑視というよりジェンダーバランスが最初から最後まで崩れまくった妄言です。
さらに、「あまり言うと新聞に漏れると大変だな。
【3日のJOC臨時評議員会での森会長の女性を巡る発言】これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。
最初は竣工(しゅんこう)式のパーティーの時。
ただし、今まで一生懸命に苦労した役員のみなさんにはW杯の試合を全部見られるように手配しなさいと。
これからもスポーツの中心的役割を担うということだと思う。
それがよろしくないと言っている。
ですから、そういう意味で、誰か偉い人が来たら、すぐさせるとか。
国会の議員仲間に物が言いにくいということがあったと聞いています。
これは山下さん、理事としてきちんとやってさしあげないとだめだと。
「話の長くない女性もいる」という次元の話でもなくて、「女性は話が長い」との偏見だけで、女性の発言の機会を奪う可能性がある……という権利に関わる大問題なんですが。
実質のある議論をしていたら、男性が話が長いとか短いとか、女性の発言時間は区切るべきだとか、そもそもそういう、一切中身のない本音が出てくるわけがないのだから。
や五輪関係者は一貫してそういう姿勢を取っているし、昨日から出された声明も森会長の発言を批判する物であった。
みんな競技団体のご出身で、国際的に大きな場所を踏んでおられる方ばかり、ですからお話もきちんとした的を射た、そういうご発言されていたばかりです。
東京都のみなさんが考えてくれたことだろうと思いますが、もう1つ、あとは日本青年館ですね。