東京 新宿区にある国立国際医療研究センターは29日、オンラインで開いたセミナーで、吸い込むタイプのせんそくの治療薬「オルベスコ」について、患者に投与して有効性を確かめる臨床研究を進めていることを明らかにしました。
臨床研究は、東京大学附属病院など国内の6か所の医療施設で患者160人を対象に行われ、インフルエンザの治療薬「アビガン」とともに「フサン」を投与するグループと、「アビガン」だけを投与するグループに分けて、安全性と有効性を確かめるということです。
ここを出発点にして、リンクをたどってゆくと良いでしょう。
このため、世界中で新型コロナウイルスの治療薬の開発が急ピッチで進められています。
5度以上の発熱が2日程度続く場合・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合は、まず「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください(明らかに他の病気が強く疑われる場合はかかりつけ医等に相談を)。
簡単な尿検査で新型コロナウイルスに感染した人が重症化するかを予測する500人規模の臨床研究を国立国際医療研究センターのグループが実施することが分かりました。
「サリルマブ」についても同様の効果がみられたということです。
抗体がウイルスだけを狙い撃ちにするため、効果が高いのではないかと期待されていて、国内では、7日研究発表が行われた福島県立医科大学のほか、東京大学医科学研究所や京都大学などの研究グループが中和抗体を使った治療薬の開発を目指して、細胞での実験など研究を進めています。
いずれの患者も現在のところ異常は見られないということで、呼吸状態が悪化した中等症以上の合わせておよそ60人に投与し、安全性や効果を判断するということです。
「医療崩壊」防ぐうえで重要な役割も 国の研究班の班長としてぜんそく薬の「オルベスコ」を患者に投与する臨床研究に関わる愛知医科大学の森島恒雄客員教授は、「今回のデータだけではまだ断定はできないが、オルベスコを投与することで、重症の肺炎になって人工呼吸器が必要になる患者を減らせる可能性がある。
加藤官房長官は閣議のあとの記者会見で、指針について「レムデシビルの効果がないとまでは証明されておらず、また、レムデシビルに効果があるとする十分なエビデンスもないという説明などが記載されている」と述べました。
変更しなければならない可能性があります。
この薬は、寄生虫によって引き起こされる病気の一種に対する特効薬で、新型コロナウイルスに感染した患者に投与すると、死亡率が下がったと、アメリカの大学のグループが報告しています。
5日間の服薬でウイルスが消滅したデータがあり、コロナ治療の「ゲームチェンジャー」になり得るとして期待している。
治療担当する医師「今はほとんど使っていない」 首都圏の病院で新型コロナウイルスの入院患者の治療を担当している医師は、アビガンを使用する対象を酸素を投与する必要がない比較的軽度の肺炎の患者としたうえで、「感染が始まった初期は使うこともあったが、今はほとんど使っていない」と説明しています。
3月撮影。
抗がん剤がウイルス感染による病気を治療できる強力な薬物であることに世界の医薬業界は長い間注目してきたが、抗がん剤の持つ致命的な毒性による副作用があることから、ウイルス感染症の治療に抗がん剤を使うという世界各国での挑戦はなかなか進まず未だ低迷だった。
研究グループによりますと、この中和抗体は、体の中で新型コロナウイルスが細胞に結合するのを阻害する働きがあり、軽症や中等症の患者に投与すれば重症化を防ぐことが期待できるとしています。
新型コロナウイルス感染症の治療の考え方 新型コロナの経過と治療薬の考え方(doi:10. 8日短縮される効果が確認できたとしました。
感染者のうち2割の方は肺炎が増悪し、炎症反応が過剰に起こることによって重症化していきます。
体内での新型コロナウイルスの増殖を防ぐ上で、少なくとも10種類の薬剤化合物が有効である可能性が、米国とフランスの科学者らによる研究で明らかになった。