「俺に命令すんじゃねェ!!」 そう怒鳴りつけながらも、渋々その場から離れるダイナマイト。
「今日はたまたまこの辺をパトロールしててな。
と思ってしまったのは、もちろん口には出さない。
2019年10月4日 18時 id: - 1ページ目から矛盾見つけました…。
それと同時に、ショートは右手からキィィィン…と音を立てて氷を出し、一瞬でヴィランの顔以外を氷漬けにした。
現在、物語を読み返しておかしい所の手直しをしつつ更新しています。
とりあえず俺の氷で拘束しとくからちょっとどいてくれ。
| | |医者「残念ながら、無個性ですね」 母「なんで無個性なの!? 私たちはヒーローなのに 娘が無個性なんておかしいじゃない! これこそ人には言いたくない。
「う゛ぁあ…冷てぇっ……」 歯を食いしばりながら嘆くヴィラン。
言わなきゃ殺されるのでは……? こんなに暑いのに全身に寒気が走り、慌てて口を開く。
「爆豪!無事に捕らえたんだな」 「あ゛ァ!?半分野郎!!何でてめェがここにいんだよ!!」 ダイナマイトはヒーローとは思えない口調と表情で、ヴィランを押さえつけたままショートを睨み付ける。
強盗のヴィランが出たって連絡受けて探してた」 「今この辺は俺の管轄内だ!手柄横取りしようとしてンじゃねぇ!!」 「いや、そんなつもりは……。
…え、こわ……。
分かりにくかったようで申し訳ありません。
「ダイナマイト……」 「大・爆・殺・神ダイナマイトだ!ちゃんと覚えろや」 「ごめんなさい……」 知ってるけど言わなかっただけなのに。
ラ行が言えなかったのはまだ赤ちゃんとかだった時の話として書かせていただきました。
あ…この声は……。
「え!?ちょっ…、返して下さい……!」 「個性言ったら返す」 「そんな……」 これって一種の脅しでは!? こうなってくると、いよいよプロヒーローではなくどちらかというとヴィランだ。
うわぁ…!ショート……すごく、すごくっ…… 「かっっこいい!!」 思わず心の声が口から出てしまい、その声が聞こえたのかダイナマイトとショートがわたしに視線を向け、何故かダイナマイトがニヤニヤと笑いながらこちらに迫ってきた。
恐る恐る振り返ると、予想通りの人物だった。
「どうしてわたしのことなんか……」 「…お前名前は?」 「言わなきゃ…駄目ですか」 名乗るのを渋ると、ダイナマイトは「チッ」と軽く舌打ちをして、分かりやすく不満げな表情を見せる。