恩賜 の たばこ - 戦時中（第二次世界大戦）にあった「恩賜（御賜）のたばこ」が、どんなものだったのか見たい。

明治31年（1898年） 政府が1月1日から葉タバコの専売を開始。

それ以前と以降では取り立てて「御賜煙草」に違いはなさそうです。

私はふだん軽〜いメンソールを単にふかしてるだけなので、久々に正統派の味をしっかり満喫した、っていう気分でした。

参考までに、昭和30年代のたばこの小売価格は朝日が20本30円で（（平成28年）4月現在で260円）と同額、10本入り（（平成28年）4月現在で230円）が45円である。

明治40年（1907年） 「煙草専売局」「樟脳事務局」「塩務局」を統合、新たに「専売局」を設置。

下賜用（恩賜のたばこ）は特製たばこ1号とされ紙巻たばこには一本一本に16葉の花弁の表菊文様が入り、箱には黒字で「賜」の文字（初期には金箔で「恩賜」の文字）が入り、宮内庁接待用の特製たばこ2号には横菊（上の画像参照）が入り、箱は無地である。

当方所有の「ハッピー」の中に微妙に風合いの違う2種類（画像右と左）が存在します。

日本専売公社[1964:625]• 文学作品等に登場することもなく、あまり有名な銘柄ではないと思います。

御料たばこの葉は専用葉、特製たばこは当時の専売局製最高級たばこ「不二」と同じ葉を使用した。

近年まで皇室の恩賜及び宮内庁の贈品目として存在していたが、の制定など、健康にとって有害なものを嫌う風潮の高まりを受け、（18年）末で廃止された。

友達に物をあげたり、上司が部下に物を渡したり、などとという場面では「下賜」とは言わないので注意してください。

拝領し吸ったことのある人によると「非常な辛口」「きつい」とのこと。

定価と入数は包装に表示されている数時だが、価格や入数の変遷については把握していない。

Imperial tobacco was made from special leaves of tobacco, while the Special tobacco for noblemen and gifts was made from the finest Fuji leaf or 不二; these were also produced with the utmost care manually. （昭和43年）以降には皇族用の14花弁の裏菊の紋が入った特製たばこ3号も存在する。

このまま喫煙者人口がどんどん減っていけば、いずれはこういうのも消えゆく運命にあるんだろうねえ」 「そだねえ。

漢字が「旧字体」で書かれている、いわゆる「旧字体モノ」ですので、昭和30年以前の品であると推測出来ます。