それからしばらく、ローズ・バットからの返信は再び途絶えます。
山田洋次監督だからこそ描き出せる、古き良き日本映画全盛期の様子が蘇ることでしょう。
「キネマの神様」のサイトにローズ・バットから懺悔のメッセージが届きます。
アパートの管理人をしていた父に変わり留守番を頼まれた歩は、ゴウが書いた管理人日記を見つけます。
一方で、歩にも転機が訪れます。
そのデータは生涯それぞれの脳内に記録され続けるのでしょう。
温かい一面も。
当初はとのW主演(志村にとっては映画初主演)で2020年12月に公開予定だったが 、同年に志村の感染が明らかになると 同月26日に出演辞退が発表され (同月29日に志村は急死した )、政府によるを受けて撮影が中断された。
こうして始まったゴウとローズ・バットの対決は20作品を巡り、PV数も上昇。
それは喜ばしいことで、原田さんは知っておいて損のない小説家の一人です。
しかし人情に厚い彼を、家族も仲間も憎め切れません。
歩も各方面を回り「テアトル銀幕」の閉館を止めようと必死です。
映画が繋ぐ絆 原作『キネマの神様』は、実に映画愛にあふれた作品です。
父の借金の返済をするためギャンブルを強制的に辞めさせ、もう一つの趣味である映画鑑賞だけを許し、自身も就職活動をしてるなか、父が映画の趣味が高じて映画雑誌の「英友」のホームページにいたずら半分で映画評論を投稿したことがきっかけで人生が思わぬ方向へ変わっていくことへとなる…。
そして、古びたニューシネマパラダイスで、アルフレードが残してくれたあるフィルムをトト一人見るのでした。
そんな2人はいつしか友達になり、かけがえのない存在となります。
スクリーンの漆黒の上に、最初に現れた白い文字。
英語で書かれた文章は郷直とは違った切り口で映画を評論し、郷直もその評論に対して賛同や反論を繰り返し、やがて二人の応酬が名物となってアクセス数は一気に跳ね上がります。