今年6月には宇宙飛行士3人を宇宙に送り出し、地球軌道上での作業が予定されている。
過去20年、における人類の活動の唯一の徴候といえば、荒涼たる不毛の地をゆっくりと移動する米航空局(NASA)の火星探査機だけだった。
もちろん、中国が抱える問題点を鋭く指摘し「中国は自ら強調するほど順風満帆ではない」と論を進める、「なるほどなあ」と思わせるコメントも少なくない。
もちろんGDPだけで国の総合力を判断することはできないが、大雑把な指標としては重要と考えてよいだろう。
宇宙ステーション、月面探査、火星探査と、ものすごい勢いで宇宙開発にのめり込んでいる中国に対し、賞賛、嫉妬、脅威などの様々な意見が国際社会から沸き上がっている。
午後2時54分頃、インサイトは火星の表面に着陸した。
その前に旧ソ連が1971年にマルス3号の火星着陸に成功しているが、着陸直後に故障しているので、「成功」と言える火星探査は世界で2番目となる。
日本も、火星軌道への投入を目指した「」が失敗に終わっている。
天問1号は今年2月に火星の周回軌道に達し、その後しばらく報告はなかったが、国営メディアは今月14日、「重要な着陸段階」に入ったと報じていた。
天問1号の信号は3億キロ離れた地球に達するまで18分かかるため、エンジニアはこの7分間、天問1号に問題が起きても外からコントロールすることはできず、軟着陸プロセスは「恐怖の7分」と呼ばれていた。
中国の探査機が軌道に到着するのは初めて。
今回の中国のミッションは、米国の宇宙船が何十年も前に達成した偉業とほとんど変わらない。
ここで、中国関連のニュースに寄せられるコメントの傾向を、もう一度、考えてみよう。
日本人としては、中国の方が日本の先を行く現実は、認めたくない。
宇宙ステーション、月面探査、火星探査と、ものすごい勢いで宇宙開発にのめり込んでいる中国に対し、賞賛、嫉妬、脅威などの様々な意見が国際社会から沸き上がっている。
その前に旧ソ連が1971年にマルス3号の火星着陸に成功しているが、着陸直後に故障しているので、「成功」と言える火星探査は世界で2番目となる。
それは、これまでにほかの惑星の地表に着陸したなかで、最大かつ最も自律的なロボットになるだろう。
それよりいくぶんか若い世代にも「日本が上、中国が下」という認識のパターンが残っているのではないか。