失礼な相槌の言い換え具体例 上手に言い換えすれば、相手に与える印象もよくなる では、上記の点に注意して、より好ましい言い方を考えてみましょう。
「料理教室に通って教えを乞う生徒」という立場なら、知識人である講師に対して使うのは失礼になりますが、「料理教室を利用しているお客様」という立場なら、料理教室のスタッフの一員である講師に「なるほど」と言っても失礼になりません。
「左様」は感嘆詞として使用すると、 相手の意見が正しく、理にかなっていることを表明する表現で、相手に肯定・賛同を示し、「相槌」となります。
そして「程」は「~の程度」、「~くらいまで」という意味です。
「はい」は丁寧語なので「なるほど、なるほど」と相槌を打つよりは「はい、はい」の方がいくらか丁寧な印象を与えることができます。
先に説明したように、「なるほど」に「です」を続けて使うのは間違いとなりますので、別の敬語表現に置き換えるように気をつけましょう。
すぐにいたします。
全面的に意見を肯定するために使用できる言い換えですね。
正しいと感じたときは 「確かに」 相手の意見が正しいと感じたときは「確かに」と言い換えることができます。
また、相づちにはシンプルに「はい」を使用するか、うなずきだけでも違和感はありません。
また古代では「ずいぶん」、「なかなか」や、相手の言葉に同意して「いかにも」、「確かに」といった意味での使われ方もありました。
【4】の「それもひとつの手かとは思いますが」の「手」とは、手段、方法という意味です。
うっかり目上の人に「なるほど」を使ってしまった場合、こちらで紹介した敬語での言い換えが役に立ちます。
言い換え例は次で解説します。
しかし実際には、目からウロコが落ちるような「大きく納得する出来事」は滅多にありません。
自分:そうですか! 「なるほど」の言い換えの言葉と例文(2)「そうでございますね」 「なるほど」の言い換えの言葉には「そうでございますね」という言葉もあります。
【1】~【4】に共通してよく言われるのは、 相手の話を評価しているような印象を与えかねない、 偉そうにも聞こえかねない言葉だということです。
また目上の人が、部下や後輩ら目下の人たちと会話している際に、その話に同意して相づちを打つ場合にも使われます。
これから「なるほど」の言葉自体が持っている意味を知っていけば、「なるほど」も「なるほどですね」も簡単に使ってはならない言葉でないことが分かります。
目上の人の意見を補足として用いるというニュアンスになってしまい、その気がなくても失礼な表現となってしまいます。
今でいう「なるべく」「なるたけ」ですね。
「お疲れ様です」なら、目上の人や上司などに使ってもOKです。
【3】の「一理ありますね」の「一理」は、一つの道理、理屈というような意味をもちます。
相手の話を一旦受け止めてから、自分の意見を話すのがマナーです。