ご主人が亡くなったんだから奥さんは出て行ってくださいね」というのは人道的観点から見てもあまり良くありませんし、大家さんや不動産業者の「権利の濫用」にあたると言われても仕方がありません。
また、遺族固有の権利として、夫が死亡したことで受けた精神的苦痛を慰謝するために、損害賠償請求をすることができます。
また、遺贈される人を 受遺者といいます。
しかし、内縁の妻(夫)の場合、このような生命保険の非課税の適用はありません。
その他被相続人と特別の縁故のあった者 とされています。
内縁関係であると認められれば「正式な配偶者ではないけれども法的には夫婦同然」ということになりますが、民法上における夫婦と同じ権利や義務が生じると同時に、それらが認められないケースもあるということだけは認識しておいたほうがいいでしょう。
できれば公正証書遺言の方式で作成することをおすすめします。
また、被相続人の妻には認められているような課税上の特例措置が適用がないことや、2割加算など新たに相続税が増えることも注意しましょう。
認知とは、父親と子の間に親子関係を成立させる手続きのことで、これを経てようやく内縁の妻の子は相続人となれるのです。
また、相続人がいない場合はどうなるのでしょうか。
これに対し、 「内縁関係」とは、事実上の夫婦関係ともいえる生活をする方を保護しようという発想のもとに生まれた関係性です。
結婚式を挙げたことを証明する書類• 内縁関係の法律上における位置付け 前述の通り、内縁関係は「法律上婚姻に準ずる関係(事実婚)」ですので、夫婦としての権利が与えられるのと同時に義務も発生します。
しかし、生前に認知を受けた方が確実ですし、遺言によって認知することもできるので、相続開始前であれば、死後認知を当てにせず、早めに対策をした方がよいでしょう。
認知にはいくつかの方法がありますが、内縁関係における子どもの認知には「通常認知」「胎児認知」「死後認知」の3つの方法があります。
ただし、民法上の揉め事(相続など)については、婚姻に準ずる関係として一定の権利や利益の保護が与えられる場合があります。
これが内縁の夫婦です。
しかし、非摘出子は認知されれば相続人になれます。
新宿駅前事務所 〒160-0022 東京都新宿区新宿2丁目5番5号 新宿土地建物第11ビル3階 TEL:03-6709-8135 FAX:03-6709-8136• 1.内縁と婚姻の違い 内縁の妻は、 法律的に結婚している夫婦(法律婚)と同等に扱われる部分と違う取り扱いを受ける部分が出てきます。
基本的には配偶者が受け取りますが、亡くなった人から生計を維持されていたことや内縁関係であることが認められれば、内縁関係の妻であっても遺族年金を受け取ることができる場合もあります。
甲信越・北陸• 事実婚において、相続が発生したとき では、この婚姻届を出していない、いわゆる事実婚において、相続が発生したときにはどのような事態が起こるのでしょうか。
どちらの妻が受給権を有するのかが問題となったケースで、戸籍上の妻からも事情を聴き、戸籍上の妻との婚姻関係が形骸化しているとして内縁の妻に遺族厚生年金の受給を認めた最高裁判所判決があります(最高裁判所判決平成17年4月21日)。