トルコ 行進 曲 - 2つの『トルコ行進曲』【あなたはモーツァルト派？それともベートーヴェン派？】

続いてモーツァルトのソナタの楽譜も見ていきましょう。

赤丸で囲った和音も、1人で弾くのではなく、たくさんの奏者が1音ずつ奏でるアンサンブルのような書き方がされています。

明らかに独奏のための2段の楽譜ですがタイトルにははっきりと「Concerto」と書かれていますね。

タイトルが同じな理由は 当時の流行りだったから、たまたま と考えるのが自然です。

モーツァルトのトルコ行進曲について モーツァルトのトルコ行進曲は ピアノソナタ１１番イ長調K. その第3楽章が『トルコ行進曲』なのです。

現在よく使われる「アド・リブ」の語源となった言葉です。

つまり 協奏曲のように弾くとは、曲の全体を「soloで弾く部分」と「tuttiのように弾く部分」に分けて弾くということです。

行進曲と呼ぶにふさわしい力強さもあります。

モーツァルトもベートーヴェンもその音楽を取り入れて作品を作りました。

「tutti」の前奏が終わると「solo」パートが始まります。

これはモーツァルトからの 「楽器を分けて弾いてほしい」という合図です。

トルコの軍楽隊の基本編成はズルナ（チャルメラみたいな楽器）に太鼓やシンバルといった打楽器が加わったものですが、その打楽器が3拍打って1拍休むリズムにはなかなか凄みもあります。

アーケードゲーム『』にによってアレンジされた「トルコ行進曲」が収録されている（「T. 当時の流行 ってことですから、 大きな理由があるわけではなさそうですね。

これからもみなさんのピアノ演奏を心より応援しています。