セルフネグレクトの芽は誰にでもある 「めんどくさい、なんて普通では?」と思うかもしれません。
内閣府によるデータです。
そこで、まずは、セルフネグレクトの基本的なことから押さえておきましょう。
しかし、頭でははっきり分かっていても、なかなか理想通りにできないと感じている人は少なくありません。
セルフネグレクトが進むと、食事を取らなくなったり、病院に行かなくなったり、自身の健康状態の悪化に気づかない場合が多く、その結果孤独死になる方が近年多く見られ、深刻な問題となっています。
場合によってはその時点ですでに妄想や幻覚といった陽性症状も現われ始めている可能性もありますが、精神疾患は一般に早期に治療を開始することが、予後を大きく左右します。
明確に生きる意欲がわかないと自覚するというより、「面倒くさい」「もうどうなってもいい」という気持ちが、やがて生活の破綻をきたし、数カ月後にはごみ屋敷になっていきます。
セルフネグレクトは、自己管理ができず、 生活環境や栄養状態が悪化している状態です。
9-4. セルフネグレクトの方が心を開くことで、セルフネグレクトから脱却するための提案も聞き入れてくれるでしょう。
「近隣関係とのトラブル」と回答した人は、わずか1. ここでは専門家が指摘する4つの原因を説明します。
今回はセルフネグレクトの特徴や原因、そして対策についてご紹介していきましょう。
ただ、最後には「心理的な理由で、セルフネグレクトが完成する」ということです。
子どもの場合、一人で長期間放置したり、成長に必要不可欠な食物を与えなかったりする「身体的ネグレクト」、予防接種や病気の治療を受けさせない「医療的ネグレクト」、情緒的支援をしない「情緒的ネグレクト」、学校へ入学させない、出席させない「教育的ネグレクト」などがあり、幼少時期にこういったネグレクトに晒された場合、適切な親子関係・対人関係が築かれないために、将来の人格形成などに重大な影響を及ぼすと言われています。
努力だけでは止められない…セルフネグレクトの進行 セルフネグレクトの状態になってしまう要因は一つではありません。
医療費が支払えないだけでなく、健康保険に入っていないという人までいます。
気づかないので当然自分の意思でストップをかけることが難しいですし、仮に周りの人がセルフネグレクトの状態に気づいて何らかのサポートをしようとしても、本人がそれを望まないケースもあります。
しかし、世の中には「片付けられない症候群」の人がいます。
周囲からの配慮 セルフネグレクトに陥っている方々は、自身の不調に気が付いていないケースも多いです。
こうなると治療費もますます莫大になり、ますます歯医者に行きにくくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
食事の栄養バランスを考えない これは、人生がうまく行っている人でもしばしばあることです。
これが若くて生活がしっかりしている方なら、後者の「きっかけはない」という言葉も「さまざまな原因が重なってこうなった」という意味にとれるでしょう。