エマは農園の真実を知り、イザベラに裏切られたと怒りながらも、外に出たあの日から時折思い出すのは母として自分達を慈しみ、育ててくれた優しいイザベラの姿ばかりだった。
レイがイザベラのもとに駆け付けると、イザベラは「ごめんね・・・」と言いました。
それでも飲み込めない気持ちやモヤモヤはありました。
レイ「ママ…母さん…!」 泣き出すレイ。
すると子供たちは、自分たちも大好きだと一斉に返答します。
自分が産んだ子なのに甘えさせてあげられなかったこと、呪いたい人生を歩ませてしまったことを謝罪するイザベラ。
いかないで、ママ。
ネットの海賊行為に関しては、その収益や制作過程、流通経路など不明な点が非常に多く、今回の摘発を機に、その全容が解明されることを期待しております。
そして弱った鬼を、王兵が捕らえます。
つまりイザベラもユウゴと同様に、自分たちが辿ったかもしれない運命に翻弄されていたのだとエマは同情していた。
イザベラ自身もそれはわかっていましたが、そんなことはどうでもいいと考えていました。
レイ「ママ…母さん…!」 泣き出すレイ。
エマは女の子を抱えて地面に倒れ込みました。
そこへ王兵がやってきて、鬼を切り付けました。
そこでのイザベラとの新しい生活を、エマたちは楽しみにしていたはずだ。
イザベラは、ごめんね。
イザベラも人生を諦めず、逃げたかったはずだが出来なかった。
(私達のしてきたことは決してなかったことにはならない けれど) 「これからはもう ただ普通に愛せるのよ」 イザベラの言葉、そして態度により全てを察したシスターはイザベラの胸に顔を埋めて泣くのだった。