口の中に感触がよみがえってくる。
。
「私も妊娠4カ月くらいまでは職場に隠して働いてました。
そうよ、あの、お兄さんのモノより太いのよ。
ああ、ダメ、今、動いたら、絶対、太ももが付け根まで見えちゃう。
お別れ タイマーが鳴って、二人でシャワーを浴びて、着替えをする。
こんなところを人に見られたら、タイヘンだもの。
ダメ、絶対。
なんだか怖い。
ほら、このまま、入っちゃいますよ」 「いや、だめ!お願い、それだけは、お願い、やめて…」 小さな声しか出せないけど、必死になってお願いする。
近づいてくる。
なぜだか、太ももをキュウッと締め付けてしまう。
そのまま、ふわっと抱え上げられて、気がついたらおじさんの上に、後ろ向きでまたがらされてた。
第4章 かいほう 逃げなきゃ、って私の頭に一瞬、自分の声がしたけど、なんだか、動けなくて。
「いやあ、おねがい」 私だって、大きな声がはだせない。
そして、膝に乗せたままの手を静かに動かす。
でも、視線を感じちゃって。
でも、その時、つい、お義兄さんのアレが浮かんじゃったのもホント。