伏線を回収するシリーズ完結作! 今作ではてっきりジョーカーとの戦いの続きが描かれていると思っていたのですが、ジョーカーとは違った新しい敵が登場し、新しいストーリーを展開しながらシリーズの伏線を回収し、最高のエンディングを迎えるような堂々たるシリーズ完結作になっていましたね。
このことから、レイチェルの死はブルース=バットマンの心に大きな影を落としていたことがわかります。
死の恐怖を感じながら、心を強く持つことで壁を超えることができたブルースはゴッサムへ向かいます。
その一方でブルースはウェイン産業の有力スポンサーでありクリーンエネルギー事業にも投資しているミランダ・テイト(マリオン・コティヤール)主催の慈善パーティーで久しぶりに公の場に姿を見せ、居合わせたセリーナからネックレスを取り戻しましたが、セリーナはいずれゴッサムに嵐が吹き荒れると警告してきました。
全てが終わり、ゴッサムシティに真の平和が訪れました。
劇中、バットウイングに乗ってを飛んでいたは、突然の攻撃を受けて大ピンチに陥ります。
ノーランは、撮影はしない方針にしたが、前作と同じく撮影は行われ 、IMAXのシーンはさらに増え、最終的に合計72分のシーンがIMAXとなった。
しかし、時すでに遅く、ベインは下水道を爆破、ほとんどの警官が生き埋めになります。
こうして開かれた取締役会でブルースとフォックスの根回しもあり、ミランダは無事、会長に就任します。
犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。
しかもAmazonの他のあらゆるサービスもそれで使えるわけです。
そして、ラスト10分、15分の色々。
一度は逃亡を考えるセリーナだったが、ブルースの頼み通り市民の避難経路を確保する。
また、ここにはないサービスもたくさんあります。
タリアは父の遺志を継いで核爆弾を起爆しようとするが、ゴードンが取り付けた妨害装置により爆破は起こらない。
フォックスとも合流してバットマンの装備を確保したブルースは、ゴードンやブレイクに協力して警官隊を開放し、ベインとの戦いに備える。
エピローグでアッドがと再会するシーンに関しても、「あれはアッドが見た悲しい夢(生きていて欲しいという妄想)であり、現実の光景ではない」と独自の解釈を主張し、あくまでも 「ブルースは最後に死んだのだ」と言って譲りません。
これは幼少の頃、目の前で両親を殺されるきっかけを作ってしまったことに罪の意識を感じ、自らの命を軽んじていたからではないかと感じます。
バットマンは裏社会に顔の利くセリーナにベインの元へ案内するように頼みます。
10月27日、タイトルは『 The Dark Knight Rises』であることをノーランが明らかにした。
ブルースはその人物がベインであると考えます。
いったい、どうして驚かなかったのか?それは、彼が ネックレスに仕込まれた発信機の電波を辿ってここまで来たから。
また、 以下の古典的なバットマンの原作コミックからインスピレーションを得たとのこと。
使用人になりすまして自然に屋敷内に侵入し、指紋を取るだけでなくちゃっかりとブルースの母の形見であるネックレスを盗んだり、ネックレスを取り返しに来たブルースに負けてネックレスを奪われたものの、ちゃっかりホテルの預かり証を盗んで車を盗んだり…なかなかの食わせ物というか、大胆不敵な女泥棒という感じでした。