(参考:(矢島文夫 訳) 『』()、、1998、p72-76) ちなみに、森の神「」が守護していたとされる杉の森は、かつて中近東全域に広がっていましたが、人間による伐採により森は消失し、現在では、ごく一部の地域に杉が散在するだけという、絶滅の危機に瀕している状態です。
通常我々は、このような、人が作り換えた森も「自然」と呼んでいる。
(筆者作成の相関関係図参照) 1. 追い詰められたからこそ、人間に敵対するため、知恵を絞りだした結果として、人間を喰らうことを考えたのでしょうね。
この地域には、風習・食文化・伝説・衣裳などに深い共通性があった。
そこでは山犬の兄弟のことを「お前!」と呼んでいました。
2mの越前岳。
古い神々の生きる森の中でも、その姿は巨大。
これは、沖縄・宮古島の島尻部落に伝わる祭を原典としたものと思われる。
額面通りには、天朝の威光を借りることは、他者の侵略を退けることにもなるのだ。
そこで、この「吾妻人、生贄をとどむる事」という話のなかのセリフを借りてエボシ御前の状況を表現すると、「おのれが、神の命を絶ち、その肉ししむらを食ひなどするものは、かくぞある。
ラストシーンで、破壊の爪痕残る森の深部には、一人ぼっちのコダマがいる。
宮崎監督の設定は、ポルトガルからの火縄銃伝来(一五四三年)以前に隣国から石火矢が輸入され、子母式銃まで作られていたという、現実性のある仮説に基づくものである。
「シシ神とは一体何だったのか」を考えるにあたって 宮崎駿監督がもののけ姫を制作する際に何に影響を受けたのか、そして、 もののけ姫を通して何を伝えたかったのかを考える必要がありますね。
しかし、それ故に争いや悲劇(獣と人間の争い)があったり、逆に守られていたものや考え(自然や神への畏怖みたいなもの)があるように感じました。
— よっしー yoshionboard こんなハンサムなら村の女を独り占め・・・おっと。
もののけ姫のパンフレットには「シシ神は月の満ち欠けと共に誕生と死を繰り返す」と書かれているそうです。
年上のはずなのですが、神々の世界でもやはり女が強いのでしょうか。
お前たちのせいだ!お前たちのせいでこの森終わりだ! エボシ御前が森に入り、デイダラボッチの頭を取るため、部下を引き連れ森を荒します。
はつらつとしていて、強さもある澄んだ声が特徴的ですよね。
作中の旧式石火矢は、中国に残されている最古の青銅製ハンドカノンを真似ている。
この観点から見ると、蝦夷の少年や山犬に育てられた少女が主人公であること、その風俗が森との共生の智恵に満ちており、人間の業を背負うに足る賢い人物であることなどがよく分かる。