」 「お互いの価値観のズレから別れを選ぶ2人がその後どうなったのか気になる」 など、いろんな感想がありました。
麦は驚き、「普通にないけど」と答えます。
劇場に人はまばらだった。
麦と絹が希望の一歩を踏み出した場所は、菅田と有村が芝居に臨んで「苦しかった」と述べるほど、がらりと意味合いが変容してしまうのだ。
5か月~2か月前後の公開期間でした。
有村「大切だったのは、芝居の場でどうこうするというよりも、それ以外の部分で、どこまで時間を共有できるかということ。
土井監督の手掛けたドラマを見ていてもそうですし、映画でも全く同じ。
意外とコアなものを映しているのに、万人受けするような気がしています。
いわゆるごく普通の若い男女の恋話のよう。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響もありますが、多くの映画館で上映中です。
話をしていると好きなカルチャー(それは押井守から始まり、映画、文学、演劇、音楽、漫画、お笑いと途切れることなく広がっていく)の趣味が笑ってしまうほど一致していたのだ。
麦と絹の会話のなかで、こんなエピソードが語られる。
「花束みたいな恋をした」の映画公開日は2021年1月29日ですので、そこから1. AALIYAへの階段を降りて見渡すと、彼がいた。
今まで「別れのつらさに耐えられないから付き合うのやめよう」って好きな人との交際を断るくらい、終わるとわかって恋をしていた。
レイトショーもそうだけど、人が眠っているような時間に映画館にいると、なんだかいろいろがどうでもよくなって、座席でぐでんとしてしまう。
過去の大ヒット恋愛映画は、 1. 『花束みたいな恋をした』。
結婚式もしない、子どもも生まない、淡々と仕事をこなして生活する、けど抱きしめて眠る夜に「幸せ」って彼が呟いたから。
この楽曲は主題歌ではなくインスパイアソングとされています。
何気ない会話のなかで『こういうものが好きなんだな』『それは、よくわかる』『それはちょっとわからない』なんて思いが交わされていくじゃないですか。
もしこれが、「100点満点で出会ってしまった男女には、あとは減点しかない」という坂元裕二の計算だったらいいんですけど。
2人がカラオケで歌っている曲ひとつにしても、それは『本当に僕らが歌った曲』なんです。