海の幸を生かしたところてんと寒天は まさに日本人の知恵といえますね。
その固めたものを角柱状や細切りして、冬の寒さの中で凍結させたのち、低温解凍にします。
寒天干し 寒天は12月から翌年2月の厳寒期に製造される。
奈良時代に遣唐使が持ち込んだのが発祥といわれており、長い歴史があります。
関東では酢でさっぱりと食し、関西では黒蜜と共に甘味として口にするのが一般的です。
工業的な製法 [ ] 工業的には均質な粉末寒天が製造される。
原料海藻の精製 テングサは、に広げて時折、を注いで十数日間陽光を浴びせた薄黄色のさらしテングサを用いる。
温暖のために凍結に 4 - 5 晩かかると腐敗にかたむき、発色してしまう。
貞享2年 1685年 の冬の寒い時期、 薩摩藩の島津氏一行が参勤交代の折り、 立ち寄った京都の旅館『美濃屋』の主人が、 当時京都で作られていた「ところてん」で 島津氏をもてなしました。
また、 地下水の純度も高いので、これも寒天の製造に適しています。
ところてんは中国から学んだモノですが、言い伝えられている通りの話であれば「寒天」は日本で発見された歴史ある発明品です。
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その場合は よく掻きませること。
他にも、醤油で作ったタレをかけて食べたり、青海苔などをかけて食べたりすることもあります。
昔はこの漢字のまま「こころふと」という呼び方をされていたようです。
寒天、ゼラチンよりも透明度が高く、光沢が優れる。
もともとは「牛皮」と書かれており、牛の皮のようにやわらかいことからその名が付いたといわれています。
【実例・用例】 *書言字考節用集〔1717〕六「石花菜 カンテン」 *道草〔1915〕〈夏目漱石〉三四「白玉を丸めて鍋の中へ放り込んだり、 寒天(カンテン)を切溜で冷したり」 【漢字辞典】 「かんてん」を漢字で書くと「寒天」と表記する。